情報工学科から見たサレジオ高専デザイン学科|友達に聞いたリアルな課題量と学び

情報工学科から見たデザイン学科

先に書いておくと、僕はサレジオ高専の情報工学科です。
なので、この記事は「デザイン学科の本人が内部から語る記事」ではありません。

この記事は、情報工学科の自分から見たデザイン学科と、実際にデザイン学科にいる友達から聞いた話をもとにまとめたものです。

公式情報では、サレジオ高専のデザイン学科は5年間の一貫教育の中で、基礎技術、感性、広い視野を段階的に身につけ、総合的なデザイン提案ができる人材を育てる学科として紹介されています。

でも、公式の説明だけだと少しきれいにまとまりすぎていて、実際に何をやっているのかは想像しづらいです。

友達に聞いた感じだと、デザイン学科はこんな学科です。

絵を描く
パッケージを作る
ポスターを作る
ネクタイを作る
パソコンでプレゼン資料を作って発表する
色について学ぶ
素材について学ぶ
プロダクトやグラフィックについて学ぶ

つまり、ただ絵がうまくなる学科ではありません。
アイデアを出して、形にして、見せ方を考えて、最後は人に伝えるところまでやる学科です。

何を勉強するのか

デザイン学科で扱う内容はかなり幅広いです。

グラフィック系では、ポスター、ロゴ、レイアウト、配色、印刷物、パッケージなどを考えます。
プロダクト系では、道具、家具、生活用品、形、素材、使いやすさなどを考えるようです。

さらに、作ったものを発表するために、パソコンでプレゼン資料を作って発表することもあります。

情報工学科だと、プログラムやシステムを作って「動くか」「仕様を満たしているか」を見られることが多いです。
一方でデザイン学科は、作ったものの理由や見え方、伝わり方までかなり問われる印象があります。

なぜその色にしたのか。
なぜその形にしたのか。
誰に向けたデザインなのか。
どう使ってもらう想定なのか。

そういう理由まで説明できないと、作品として弱くなります。

プロダクトとグラフィックの両方に触れる

サレジオ高専のデザイン学科は、プロダクトデザインとグラフィックデザインの両方に触れられるのが大きいと思います。

プロダクトは、物そのものを考える分野です。
形、サイズ、素材、使い心地、持ちやすさ、置いたときの見え方などを考えます。

グラフィックは、情報の見せ方を考える分野です。
ポスター、パッケージ、色、文字、構図、視線の流れ、印象の作り方などが関わります。

デザインという言葉は広いですが、実際には「かっこよくする」だけではありません。
人が見てわかるか、使いやすいか、伝わるか、目的に合っているかを考える学びです。

公式情報から見える学びの幅

公式サイトの研究室情報を見ると、デザイン学科の範囲がかなり広いことがわかります。

研究室には、空間・工業デザイン、視覚伝達、インテリア・家具、プロダクト、価値創造、視覚情報の伝達などに関わる分野があります。

つまり、平面だけでも、立体だけでもありません。

グラフィック
プロダクト
空間
家具
素材
情報の伝え方
価値の作り方

このあたりを横断しながら学ぶので、課題の種類もかなり多くなるようです。

デザイン学科の友達に聞いたリアル

ここからは、実際にデザイン学科にいる友達から聞いた言葉です。

頭のネジ5本くらい外さないといいデザインが生まれなくなります

かなり強い言い方ですが、デザイン課題の話を聞いていると少しわかります。

普通に考えた案は、だいたい誰かがもう考えています。
だから、少し変な視点、少し飛んだ発想、少し常識から外れた考え方が必要になることがあります。

もちろん、ただ変なものを作ればいいわけではありません。
でも「普通にきれい」だけで終わらせないためには、発想を広げる力が必要です。

命を削らないと課題が終わりません。脳みそと命を自ら削る学科です😊😊😊😊

これもかなり大げさな言い方ですが、課題量の多さは伝わります。

デザインの課題は、答えが1つではありません。
完成したと思っても「もっとよくできるかも」が永遠に出てきます。

ラフを描いて、作って、直して、また考えて、発表して、指摘を受けて、また直す。
この繰り返しがあるので、やりこもうとすると本当に時間が溶けるらしいです。

課題の量おかしいけど楽しいよー。

これが一番デザイン学科らしい言葉かもしれません。

大変だけど、完成したときの達成感がある。
自分の考えが形になって、人に見せられるものになるのは楽しい。
そういう楽しさがあるから、課題が多くても続けられるのだと思います。

もう一人の友達は、こう言っていました。

俺的にはやりがいあるけど、やりこもうとしたらキリがない。

これはかなり本質っぽいです。

プログラムでも、突き詰めようとするとキリがありません。
でもデザインは、それが見た目、使いやすさ、素材、色、説明、発表まで全部に広がる感じがします。

終わりを自分で決めないと終わらない。
だからこそ、やりがいがある。
そして同時に、キリがない。

課題が多く感じる理由

デザイン学科の課題が重く感じる理由は、単純に作業量が多いからだけではないと思います。

理由は大きく3つあります。

1つ目は、正解が1つではないことです。

数学の問題なら、答えが合っていれば終わりです。
でもデザインは、完成しても「別案の方がよかったかも」「もっと整理できるかも」「色を変えた方が伝わるかも」と考え続けられます。

2つ目は、アウトプットが目に見えることです。

ポスター、パッケージ、模型、プレゼン資料など、最終的に人に見せるものを作ります。
中途半端だとすぐにわかります。

3つ目は、考えることと作ることの両方が必要なことです。

アイデアだけでも足りません。
作業だけでも足りません。
考えて、作って、説明する必要があります。

これがデザイン学科のしんどさであり、面白さでもあると思います。

どんな人に向いている?

デザイン学科は、絵が得意な人だけの学科ではないと思います。

もちろん、描く力は役に立つはずです。
でも、それ以上に大事なのは、考え続けられることだと思います。

向いていそうなのは、こういう人です。

  • ものを作るのが好き
  • きれいなレイアウトや色を見るのが好き
  • パッケージやポスターをつい見てしまう
  • 使いやすさや見た目の理由を考えるのが好き
  • 発表や説明を通して作品を伝えたい
  • 課題が多くても、作ること自体を楽しめる

逆に、「答えが決まっている方が安心する」「短時間で終わる課題だけがいい」という人には、少し大変かもしれません。

まとめ

情報工学科の自分から見ても、サレジオ高専のデザイン学科はかなり濃い学科だと思います。

絵を描いたり、パッケージを作ったり、ポスターを作ったり、ネクタイを作ったり、パソコンでプレゼン資料を作って発表したり。
色や素材についても学びながら、自分の考えを形にしていく学科です。

友達の言葉を借りるなら、課題量はかなり多いです。
やりこもうとするとキリがありません。

でも、その分だけやりがいもあるようです。

普通の発想だけでは足りないこともある。
少し頭のネジを外して、考えて、作って、直して、また考える。
そうやって自分の中のアイデアを外に出していく学科です。

大変だけど楽しい。
デザイン学科の友達の話を聞いていると、その言葉がかなり似合う学科だと思います。

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